Eコマース
Amazon Payサポート終了へ！ShopifyでPayPayを導入するメリットと手順、決済代行サービスの比較
公開日
2024.11.21
1. Shopifyにおける決済手段の重要性
Amazon Payのサポート終了を受けて、多くのShopifyユーザーが次の決済手段を模索することとなると想定されます。 PayPayは日本市場で急速に普及しており、いまや、なくてはならない決済サービスといえるでしょう。
本記事では、ShopifyへのPayPay導入のメリット、具体的な導入手順、および主要な決済代行サービスを比較します。
決済手段の選択は、ECサイトの成功に直結する重要な要素です。日本市場では、クレジットカード以外にもモバイル決済や電子マネーが急速に普及しており、特にPayPayはその代表格です。Shopifyにおいても、顧客の利便性を向上させるためには、主要な決済手段を網羅することが求められます。
特に日本では、約6500万人以上のPayPayユーザーが存在し、多くの消費者が普段からPayPayを利用しています。このため、PayPayを導入することで新規顧客の獲得やコンバージョン率の向上が期待できます。
※参照：「PayPay」の登録ユーザー数が6,500万を突破！
2. PayPayをShopifyに導入するメリット
ShopifyのストアにPayPayを導入することは、以下のような多岐にわたるメリットをもたらします。
顧客層の拡大と利便性の向上
PayPayは日本国内で広く普及しており、特に若年層を中心に多くのユーザーが利用しています。これにより、クレジットカードを保有していない顧客層や、スマートフォンでの決済を好むユーザーにもアプローチが可能となります。結果として、潜在的な顧客層の拡大が期待できます。
決済プロセスの簡略化によるコンバージョン率の向上
PayPayを導入することで、顧客はクレジットカード情報の入力や煩雑な手続きを省略し、スムーズに決済を完了できます。この利便性の向上は、カート放棄率の低減やコンバージョン率の向上に寄与します。
モバイル決済の需要増加への対応
近年、モバイル決済の需要は急速に増加しています。PayPayはその代表的なサービスであり、Shopifyストアに導入することで、モバイルユーザーのニーズに応えることができます。これにより、モバイル経由の売上増加が期待できます。
3. ShopifyでのPayPay導入方法
準備ステップ
PayPayをShopifyに導入するには、まずは決済代行サービスを選び、PayPay対応プランに登録します。 その後、Shopifyの管理画面でプラグインを設定し、PayPayを有効化します。
具体的な実装手順
- 決済代行サービスのアカウント作成 KOMOJUやSBペイメント、GMOイプシロンなど、PayPay対応のサービスに登録します。必要情報を入力し、アカウントを承認されるまで待ちます。
- Shopify管理画面での設定 Shopifyの「設定」タブから「決済」を選択し、利用する決済代行サービスを追加します。その際、APIキーやIDを入力します。
- 動作確認 テスト購入を行い、PayPay決済が正常に動作することを確認してください。
4. 決済代行サービスの比較分析
PayPayをShopifyに導入できる決済代行サービスを比較します。 なお、下記の情報は2024年11月21日時点の情報のため、最新の手数料の情報は公式サイトを参照するようにしてください。
KOMOJUの特徴
KOMOJUは初期費用や月額費用が一切かからず、従量制の手数料のみのシンプルな料金体系が魅力です。このため、売上規模が小さい事業者やスタートアップにとって、初期コストを抑えつつ決済サービスを導入できるのが大きな利点です。
- 初期費用：0円
- 月額費用：0円
- 決済手数料：PayPayの場合、物販が3.5%、デジタルコンテンツが9.0%
※情報の参照元：KOMOJU公式サイト
SBペイメントサービスの特徴
SBペイメントサービスは、初期費用や月額費用が低く、決済手数料も比較的抑えられている点が特徴です。特に、取引規模が大きい事業者に対しては手数料の交渉が可能で、売上が安定した中規模以上の事業者に向いています。
- 初期費用：1,000円
- 月額費用：1,000円
- 決済手数料：3.45%
- 決済サービス利用料率：0.00%
- トランザクション費：0円
上記はすべてPayPayの場合です。詳細は以下公式サイトを参照ください。
※情報の参照元：SBペイメントサービス公式サイト
GMOイプシロンの特徴
GMOイプシロンは、月額費用がSBペイメントサービスより高めですが、手数料は同水準です。このため、月額費用を許容できる中規模以上の事業者に適しています。特に、手厚いサポート体制や豊富なオプションが特徴で、安定運用を求める事業者にとって有利です。
- 初期費用：無料
- 月額費用：2,000円
- 決済手数料：PayPayの場合、物販が3.45%、デジタルコンテンツが9.0%
- メリット：中規模事業者に適しており、手厚いサポート体制が特徴。
※情報の参照元：GMOイプシロン公式サイト
まとめ
ShopifyにPayPayを導入することで、日本市場に適したEC運営を実現できます。適切な決済代行サービスを選び、効率的に運用することで、顧客体験の向上や売上拡大が期待できます。PayPay導入は、日本国内の消費者に特化したEC運営を検討する事業者にとって最適なソリューションです。
Shopifyを活用したご相談はこちらへお問い合わせください。
参考文献
- KOMOJU公式サイト - PayPayの導入方法と特徴
- SBペイメントサービス公式サイト - Shopifyとの連携方法
- GMOイプシロン公式サイト - PayPay導入情報
- Shopifyガイド - PayPayをShopifyに設定する方法
- Yahoo!ニュース - Amazon Payサポート終了に関する記事