📣 明けましておめでとうございます!昨年末から年始にかけてのShopifyに関するニュースをお届けします!
APIの更新
今回はAPIに関するアップデートが数多くありました。以下に主な変更点をまとめます。本記事に掲載されている内容以外にも多くのアップデートが行われていますので、ぜひDeveloper changelogを合わせて参照ください。
新しいMarkets API
各マーケットに対するカスタマイズと条件設定が可能になり、購入者のUXをより柔軟に調整できるようになりました。
セット商品のグループ表示をサポートするフィールド追加
APIバージョン2025-01において、親となる商品の下に商品をネストするための新しいフィールドが追加されました。
これらのフィールドは、注文確認などのトランザクションメールや、注文詳細ページでのセット商品のグループ表示に利用することができます。
- New fields to represent product bundles in a grouped view — Shopify developer changelog
- Bundles grouped view emails
カテゴリや分類メタフィールドによる製品フィルタリング
Storefront APIバージョン2025-01以降、CategoryFilterおよびTaxonomyMetafieldFilterを使用して、コレクション・検索結果の商品をフィルタリングできるようになりました。
自動割引の最低購入要件がオプション化
バージョン2025-01以降、これまで必須だった自動割引の最低購入条件が任意となり minimumRequirement
フィールドがnullを返すことが可能になりました。
OrderCreateミューテーションに新しい顧客入力フィールド追加
customer_id
フィールドが非推奨となり、新たにcustomer
フィールドが導入され、既存の顧客の関連付けや顧客レコードのアップサートが可能になりました。
Shopify App Storeでの新しいGraphQL製品APIの使用必須化
2025年1月6日以降、Shopify App Storeに新規に提出されるアプリはGraphQL Product APIを使用する必要があります。
REST API product resourcesを使用するアプリは、承認されなくなるため注意が必要です。
製品の作成・更新時のハンドル重複検証の追加
Admin GraphQL APIバージョン2025-01では productCreate
や productUpdate
においてハンドル重複が検証され、一意性が保証されるようになりました。
Storefront Cart APIでの税金と関税の非推奨化
Storefront Cart APIバージョン2025-01にて、税金と関税のフィールドが廃止され、チェックアウト時に計算されるようになります。
単一製品クエリのバリアント取得制限の強化
GraphQL Admin APIバージョン2025-01において、単一のプロダクトに対するクエリで、最大2000件のバリエーションを取得できるようになりました。
新たなCustomer Webhookの追加と既存のCustomer Webhookの変更
新たなWebhookの追加や、既存のWebhookのペイロードに変更が加えられました。
インベントリAPIの変更
Admin APIバージョン2025-01以降 InventorySetOnHandQuantities
ミューテーションが削除されるため、別のミューテーションの利用が推奨されます。
規約変更
「パートナープログラム契約」と「APIライセンスおよび利用規約」に変更が加えられました。
まとめ
Shopifyは引き続き多くの新機能や改善を行い、オンラインビジネスの成長をサポートしています。来週のアップデートにも注目です!