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Eコマース

Shopifyの注文管理の基本と活用方法

公開日

2025.02.26

更新日

2025.02.26

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Shopifyの注文管理の基本と活用方法のサムネイル

はじめに

ECビジネスを運営する上で、注文管理は売上を左右する重要な要素です。適切な注文管理は、顧客満足度を高め、リピート購入を促進し、ビジネスの評判を向上させます。Shopifyは直感的な注文管理システムを提供し、初心者から経験豊富な事業者まで、効率的な運営をサポートします。

本記事では、注文管理の基本について詳しく解説します。ぜひ最後までお読みいただき、貴社のビジネス運営に役立ててください。

注文管理の基本を押さえる

Shopifyの注文管理は、オンラインストアを運営する上での中核となる機能です。管理画面の「注文」セクションから、新規注文の確認、処理、フルフィルメント状況の更新、顧客情報の管理まで、すべてを一箇所で行うことができます。

注文管理画面では、以下の主要な情報が一目で確認できます。

  • 総注文数
  • 最近の注文履歴
  • 決済状況(未払い、支払い済など)
  • フルフィルメント状況(未発送など)

※Point!:注文管理ページは定期的に確認するようにしましょう。特に売上が増加する繁忙期には、1日に複数回チェックすることをおすすめします。

※参照:注文状況を把握する

効率的な注文検索と表示のコツ

注文が増えるにつれて、特定の注文を素早く見つけることが重要になります。Shopifyには強力な検索・フィルター機能があり、様々な条件で注文を絞り込むことができます。

検索テクニック

  • キーワード検索: 注文番号、顧客名、メールアドレスなどで検索
  • 詳細フィルター: 日付範囲、決済状況、フルフィルメント状況、配達のステータス、配送先、商品、チャネルなどでフィルタリング
  • 保存された検索条件: よく使う検索条件を保存して時間を節約

※Point!:カスタムフィルターを作成して、「未配送かつ支払い済」など、頻繁に確認する条件を保存しておきましょう。

表示のカスタマイズ

注文リストの表示は、自分のワークフローに合わせてカスタマイズできます。

  • 「列を編集」オプションから表示する情報を選択
  • ドラッグ&ドロップで列の順序を変更
  • 列の表示・非表示を変更

※参照:注文を検索および表示する

スムーズな注文処理フロー

注文を受けてから配送までの流れをスムーズに管理することは、顧客満足度に直結します。Shopifyでは以下のステップで注文を処理します。

1. 注文確認と検証

新規注文を受けたら、まず内容と決済状況を確認します。詐欺の疑いがある注文にはフラグが通常付きます。

Shopifyでは、注文を受けた際にその内容と決済状況を確認することが推奨されています。特に、詐欺の可能性がある注文に対しては、Shopifyの不正解析機能がリスクレベルを「低」「中」「高」と評価し、注文詳細ページに表示します。リスクが「中」または「高」と判断された注文には、警告マークが表示されるため、これらのフラグを参考にして注文の精査を行うことが重要です。

2. 商品のピッキングと梱包

注文内容に従って商品を集め、適切に梱包します。Shopifyのピッキングリストを印刷すると便利です。

Shopifyでは、注文処理を効率化するために、ピッキングリストを作成・印刷できるアプリが提供されています。これらのアプリを活用することで、商品のピッキングや梱包作業をスムーズに行うことが可能です

※参考:梱包と配送用のアプリ

3. 配送手配

日本国内で一般的に利用されるヤマト運輸、日本郵便、佐川急便などの配送業者は、Shopifyとデフォルトで直接連携していません。しかし、以下のようなサードパーティアプリを活用することで、これらの業者との連携が可能となり、配送ラベルの作成や追跡番号の管理が効率化できます。

  • プラスシッピング: 三井物産株式会社が提供するShopifyマーチャント向けの配送注文アプリです。ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の送り状をアプリ上で購入・発行でき、特別配送料も利用可能です。

これらのアプリを導入することで、Shopifyの管理画面から直接配送手配が可能となり、業務効率の向上が期待できます。

一方でサードパーティアプリを使用しない場合、Shopifyの管理画面から直接配送ラベルを購入・印刷することはできません。そのため、以下の手順で対応することをおすすめします。

  • 注文情報のエクスポート: Shopifyの管理画面から、注文情報をCSV形式でエクスポートします。これにより、顧客の住所や注文内容などの必要な情報をまとめて取得できます。
  • 配送業者のオンラインサービスを利用: 各配送業者(ヤマト運輸日本郵便佐川急便など)は、オンラインで配送ラベルを作成・印刷できるサービスを提供しています。エクスポートした注文情報をもとに、各業者のウェブサイトや専用ソフトウェアに手動で情報を入力し、配送ラベルを作成します。
  • 配送依頼の手配: 作成した配送ラベルをパッケージに貼付し、各配送業者の集荷サービスを依頼するか、最寄りの営業所や郵便局に持ち込んで発送手続きを行います。

この方法では、手作業での入力や管理が必要となるため、業務効率を向上させるためには、サードパーティアプリの導入を検討することも一案です。これにより、Shopifyと日本の主要な配送業者との連携がスムーズになり、配送ラベルの作成や追跡情報の管理が自動化され、業務の効率化が期待できます。

※参照:日本で配送する

4. 顧客への通知

Shopifyでは、商品発送時に自動で顧客に通知メールを送信する機能があり、追跡番号を含めることも可能です。

※参照:注文状況の最新情報を設定する

5. 注文完了とフォローアップ

配送完了後、フォローアップメールを送信して顧客の満足度を確認することで、リピート購入を促進できます。 配送完了後のフォローアップは、顧客満足度の向上やリピート購入の促進に効果的です。Shopifyでは、フォローアップメールの送信や、レビュー依頼などのアクションを自動化するアプリも利用可能です。

※参照:Shopify メール

ご依頼の「注文詳細情報の効果的な管理法」について、太字の装飾を削除し、以下のように修正いたしました。

注文詳細情報の効果的な管理法

各注文には詳細な情報が含まれており、これらを効率的に管理することで、顧客サービスの質を向上させることができます。

注文詳細ページでできること

Shopifyの注文詳細ページでは、以下などを操作することができます。

  • 顧客情報の確認と編集: 連絡先や過去の購入履歴の確認、必要に応じて配送先住所や連絡先情報の編集が可能です。
  • 支払い詳細の確認: 支払い方法、取引ID、決済状況の確認ができます。
  • 商品情報の確認と編集: 注文された商品の詳細や数量の確認、必要に応じて商品の追加や数量の変更が可能です。
  • 配送情報の管理: 配送方法の確認や変更、追跡情報の追加が行えます。
  • 注文のタイムラインの表示: 注文に関連するすべてのアクション履歴を時系列で表示し、スタッフ間でのコメントやファイルの共有が可能です。
  • メモやコメントの追加: 社内用のメモやコメントを注文に追加し、特別な対応や顧客とのやり取りを記録できます。
  • タグの追加: 注文にタグを付けて、効率的に分類・整理することができます。

※Point: 注文ごとに内部メモやタグを追加して、特別な対応や顧客とのやり取りを記録しておくと、チームでの情報共有がスムーズになります。

詳細な手順や追加情報については、Shopify公式ヘルプページ「注文詳細を管理する」を参照してください。

まとめ

Shopifyの注文管理機能を最大限に活用することで、ECビジネスの運営効率を大幅に向上させることができます。最も重要なのは、注文管理はただのバックオフィス業務ではなく、顧客体験の重要な一部だということです。効率的で正確な注文処理は、顧客との長期的な関係構築につながります。

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参考文献

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