1. Top
  2. ブログ一覧
  3. AmazonからShopifyへ販売を切り替えるべきなのか?メリットとデメリットを比較
Eコマース

AmazonからShopifyへ販売を切り替えるべきなのか?メリットとデメリットを比較

公開日

2024.12.18

AmazonからShopifyへ販売を切り替えるべきなのか?メリットとデメリットを比較のサムネイル

はじめに

Amazonでの販売を行っている事業者が、手数料削減やブランド構築のためにShopifyへの移行を検討するケースは一定数あります。本記事では、AmazonからShopifyに販売を切り替える際に考慮すべき、ポジティブな側面とネガティブな側面を整理します。それぞれの特性を理解することで、最適な販売戦略を検討するための参考にしてください。

AmazonからShopifyへの販売切り替えのメリット

Shopifyに移行することで得られる利点には以下のようなものがあります。

手数料の削減

Amazonでは販売ごとに発生する手数料が収益を圧迫する可能性があります。一部のカテゴリーでは、商品価格の15%が販売手数料として課されることもあります。一方、Shopifyでは月額料金と決済手数料が主な費用であり、販売額が多いほど手数料の削減効果が高まります。

※参照:Amaozonの出品にかかる費用

ブランドのコントロール

Shopifyでは、自社のオンラインストアを自由に設計できます。デザイン、ロゴ、コンテンツ、ユーザー体験まで、独自のブランドを表現することが可能です。これにより、Amazonでは得られないブランドの差別化を実現しやすいです。

顧客データの所有

Amazonはプラットフォーム上での購入情報を保持しており、販売者が顧客データに直接アクセスすることは困難です。Shopifyでは顧客データを管理し、メールマーケティングやロイヤリティプログラムを活用することでリピーターを増やす戦略を立てられます。

カスタマイズ性と拡張性

Shopifyのアプリエコシステムは非常に豊富で、業界やニーズに合わせた機能を追加することが可能です。これにより、事業規模に応じた柔軟な拡張やカスタマイズができます。

販売チャネルの多様性

Shopifyは、SNS、Googleショッピング、実店舗のPOSシステムなど、さまざまな販売チャネルとの連携が可能です。これにより、オムニチャネルでの販売戦略を実現しやすくなります。

AmazonからShopifyへの販売切り替えのデメリット

一方で、Shopifyへの切り替えには次のような課題が伴います。

集客コストの増加

Amazonは巨大なプラットフォームとしての流入が期待できるため、Shopifyに比べれば販売者が集客に専念する必要は少ないとも言えます。しかし、Shopifyでは独自にSEO対策、SNS運用、広告などを行う必要があり、その分コストと労力がかかります。

信頼性と購入のハードル

Amazonは信頼性の高いブランドとして認知されており、顧客が安心して購入できる環境を提供しています。新しいShopifyストアでは、その信頼を築くまでに時間がかかる可能性があります。

物流と配送の負担

AmazonのFBA(フルフィルメントサービス)を利用している場合、配送や在庫管理の負担が軽減されますが、Shopifyではこれらを自社で管理するか、外部サービスを利用する必要があります。これにより、運用が煩雑になる可能性があります。

テクニカルスキルの必要性

Shopifyのセットアップには一定の技術的な知識が求められます。テーマのカスタマイズやアプリの設定、SEOの最適化などを自社で行う場合、専門スキルが必要です。

初期投資と運営費用

Shopifyの利用には、初期費用やアプリの導入費用が発生することがあります。また、月額料金やマーケティング費用なども運営コストとして継続的に考慮する必要があります。

まとめ

AmazonからShopifyへの切り替えには、ブランド構築やコスト削減といったメリットがある一方で、集客や運用負担が増えるという課題も存在します。移行が成功するかどうかは、事業者の目的や戦略次第です。

両方のプラットフォームを併用するハイブリッド戦略も検討に値します。Amazonの信頼性とShopifyの自由度を組み合わせることで、短期的な売上確保と長期的なブランド価値の向上を同時に目指すことが可能です。

Shopifyに関するご相談は、こちらまでご相談ください。

参考文献