Eコマース
【Shopify】まずはここから!安全なストア運営に欠かせない設定ガイド
公開日
2024.12.05
ShopifyでECサイトを運営していて、セキュリティに不安を感じたことはありませんか?デジタル時代におけるオンラインストアの安全性は、お客様との信頼関係を築くために欠かせない要素です。しかし、多くのストア運営者が初期設定の段階で必要なセキュリティ対策を見逃してしまいがちです。本記事では、安全なShopifyストア運営に欠かせない設定について解説します。
安全なストア運営のために最初に行うべき設定
パスワードの強化
ストア運営者やスタッフのアカウントを保護するには、まず強力なパスワードを設定することが重要です。大文字と小文字、数字、特殊記号を組み合わせた長めのパスワードを使い、他のサイトで使い回さないようにしましょう。また、共用アカウントを避け、スタッフごとに個別のアカウントを発行することも大切です。さらに、パスワード管理ツールを使ってパスワードを安全に保管することで、セキュリティを一層強化できます。
多要素認証の導入
多要素認証(MFA)は、パスワードだけでなく追加の認証手段を必要とすることでセキュリティを強化します。
設定方法
Shopifyのストア管理画面を開くと、右上に自身のアカウントが表示されている部分があります。「アカウントを管理する」というリンクがあるので、そこからアカウントプロフィール画面に遷移します。
左メニュー「セキュリティ」から2段階認証を設定することができます。
スタッフアカウントの権限管理
スタッフアカウントには、それぞれ異なる権限を設定できます。必要最低限の権限のみを付与することで、内部からのセキュリティリスクを最小限に抑えることが可能です。また、権限の見直しを定期的に行うことも重要になります。
設定画面へは、メニュー「ユーザーと権限」からアクセスすることができます。
顧客データを保護するためのセキュリティ設定
顧客の個人情報を保護することは、オンラインストアの信頼性を高める上で重要です。ここでは、顧客データを守るための設定について解説します。
SSL証明書の有効化
Shopifyでは、自動的にSSL証明書が適用されますが、必ず有効であることを確認しましょう。SSL証明書が有効であれば、顧客のデータは暗号化され、安全にやり取りされます。
個人情報へのアクセス制限
顧客データへのアクセスを制限することも重要です。先程も触れた通り、スタッフに与えるアクセス権限を最小限にし、顧客情報を扱う際には慎重に取り扱うことが必要です。
不正アクセスを防ぐためのログ管理と監視
不正アクセスを防ぐためには、日々のアクセスを監視し、不審な活動を早期に発見することが大切です。
アクティビティログの活用
Shopifyにはアクティビティログが用意されています。これを活用して、誰がどのような操作を行ったかを把握することで、内部不正のリスクを減らすことが可能です。
【Shopify】なにかあったときのために!Shopifyの操作履歴を把握する方法 - ROUTE06 Professional Services
データ保護のためのバックアップと復元対策
データのバックアップを取ることは、予期しないトラブルに備えるための重要なステップです。
定期的なバックアップの実施
Shopify自体にはバックアップ機能が標準装備されていないため、サードパーティのアプリを使って定期的にバックアップを取りましょう。これにより、万が一のデータ消失にも対応できます。
Shopifyにおけるバックアップの重要性と作成方法について - Rewind Backupsの紹介 - ROUTE06 Professional Services
バックアップの復元テスト
バックアップが正常に機能しているかを確認するために、定期的に復元テストを行うことも重要です。これにより、必要なときにバックアップが正しく動作することを確認できます。
まとめ
安全なShopifyストア運営には、初期段階でのセキュリティ設定が欠かせません。パスワードの強化、多要素認証の導入、スタッフ権限の管理、顧客データの保護、不正アクセスの監視、そしてデータのバックアップなど、基本的な設定をしっかり行うことで、安心してストアを運営することができます。これらの対策を講じておくことで、万が一のリスクを最小限に抑え、顧客との信頼関係を築くことが可能です。まずはこの記事で紹介した設定を見直し、安全なストア運営を実現しましょう。