Shopifyでストア運営をしている際に、「いつの間にかデータが変わっている…」「誰がどのような操作をしたのかわからない」といった困った経験はありませんか?そうした状況を解消するためには、操作履歴をしっかりと把握し、何がいつどのように変更されたかを管理することが大切です。本記事では、Shopifyで確認できる履歴についてご紹介します。
操作履歴を把握できることの重要性
操作履歴を把握できることは、ストア運営を安定させるうえで欠かせない要素です。操作ミスによるデータ変更や、複数メンバーによる変更が把握しきれない状況は、ビジネスの信頼性低下に繋がる恐れがあります。
履歴が確認できることで、以下のようなメリットがあります。
- 誰がどのデータをいつ更新したかを正確に把握できる
- 操作ミスの原因を素早く特定し、迅速に対処できる
- 複数の担当者で作業を分担している場合でも、変更内容を管理しやすくなる
Shopifyストアの操作履歴を確認できる「アクティビティログ」
Shopifyには「アクティビティログ」と呼ばれる機能があり、ストアで発生したさまざまな操作履歴を追跡することができます。
アクティビティログの表示方法
Shopify管理画面の「設定 > 一般設定」から一番下へとスクロールすると「リソース」というセクションが存在します。そこからアクティビティログの表示画面へアクセスすることができます。
アクティビティログで確認できる内容
アクティビティログでは、Shopify上で誰がいつどのような操作を行ったかを確認が可能です。例えば、ショップへのアクセス、商品やコレクションなどのコンテンツの追加・削除、ストア設定の変更や権限付与といった操作の履歴です。
なお、Shopify標準機能では、アクティビティログをファイルとしてダウンロードすることはできませんが、「Matrixify」というShopifyアプリを使うことでアクティビティログをダウンロードすることが可能です。こちらの記事でも紹介していますので、ぜひ利用を検討してみてください。
そのほかShopifyで確認できる履歴
タイムライン
顧客や注文といった特定のリソースにはタイムラインという機能が存在し、個別の顧客・注文に起こったイベント履歴を追うことができます。例えば、注文の変更履歴を確認することで、顧客からの問い合わせに対して迅速に対応し、顧客対応をスムーズに行うことが可能です。いずれも、詳細画面にて確認できます。また、タイムラインには任意のコメントを残すこともできるため、活用してみてください。
在庫の更新履歴
Shopifyでは、各商品の在庫変更履歴を確認することが可能です。この情報を活用することで、誰がいつ在庫を調整し、どのような理由で変更が行われたのかを把握することができます。
スタッフ管理の観点でなくても、在庫履歴を追うことで予期しない在庫切れや過剰在庫を防ぐことができ、在庫管理の精度を向上に繋がります。また、販売動向の分析を通じて、仕入れや販売戦略の改善を図ることも可能です。
まとめ
Shopifyの運営において、操作履歴を把握することは非常に重要です。あらゆる履歴を適切に管理・把握することで、ストア運営の信頼性と効率性を高めることができます。
アクティビティログの定期的な確認を習慣化することで、問題が発生した際にも迅速に原因を特定し対応することが可能になります。日々の運営において、履歴確認を意識して取り入れることで、より安心してストアを管理することができるはずです。