Shopifyで特定の顧客だけが利用できるストアを構築することはできるのでしょうか?本記事では、Shopifyを活用してクローズドなECサイトを実現するためのアイデアや具体的な方法をご紹介します。
クローズドなECサイト
クローズドなECサイトは、一般には公開されず、特定の条件を満たしたユーザーのみがアクセスできるECサイトを指します。ビジネス上の様々な理由で、ストアを利用できる顧客を制限したいというニーズは少なくありません。具体例として、
- 特定の顧客(VIP会員や法人向け)にのみ商品を提供するストア
- 学生、会員、または社内利用者限定のECサイト
- 限定商品の予約販売やプロモーションサイト
など、様々なケースが考えられます。特にBtoBなどでは、取引先を絞りたいケースも多いかと思います。
Shopifyでクローズドサイトを構築する方法
Shopifyでクローズドなサイトを構築する場合、簡易的な方法から確実に利用者を制限する方法まで、様々な選択肢が存在します。
パスワード保護機能を利用する
Shopifyの標準機能である「パスワード保護」を利用すると、ストア全体をパスワードで保護できます。この方法では、パスワードを知っているユーザーのみがストアにアクセス可能となります。
具体的な設定手順:
- Shopify管理画面で「オンラインストア > 各種設定」へ移動します。
- 「パスワード保護」セクションで任意のパスワードを設定し、保存します。
これにより、特定の顧客だけにアクセスを許可するシンプルな仕組みを構築できます。
B2Bのお客様のみにアクセスを制限する
標準機能としては他にも「B2Bのお客様のみにアクセスを制限する」という機能が存在します。この機能を有効化することで、サイト利用者にログインを求めることができるようになります。
アプリを活用して限定公開を実現
Shopifyアプリ「EasyLockdown」を使用すると、特定の商品、コレクション、ページごとにアクセス制限を設けることができます。このアプリを活用すれば、より詳細な制御が可能です。
詳しくはこちらの記事も御覧ください。
【Shopify】限定公開のメリットとは?Shopifyアプリ「EasyLockdown」でユーザーごとのアクセス制限を簡単に実現しよう - ROUTE06 Professional Services
noindex設定を活用する
検索エンジンにストアのページがインデックスされないようにする「noindex」タグの設定する、というのも1つの選択肢になるかもしれません。
設定方法:
- テーマのコードを編集し、該当するページテンプレートに
<meta name="robots" content="noindex">
タグを追加します。 - 保存後、変更を公開します。
これにより、Googleなどの検索エンジンにページが表示されなくなります。ただ、直接ストアにアクセスすれば利用可能であるということは念頭に置いてください。
まとめ
Shopifyを活用することで、簡単にクローズドなECサイトを構築することができます。パスワード保護、アプリの活用、noindex設定など、目的に応じた方法を選ぶことで、特定のターゲットに向けた効果的な運営が可能です。これらのアイデアを参考に、ブランド価値を高めるクローズドなストアを構築してみてはいかがでしょうか。